ローンシャークがオープンしてから数カ月が経過しました。あらゆるお金問題について触れていこうと思っておりますが実際には手が足らないのが事実です。
しかしそんな中でも触れなければならないのではないか?というトピックが社会問題化してきていることを受けカテゴリーを新設します。
奨学金返済について
国会などでも議論されるようになってきたこの問題はお金の問題として看過できるものではないと思ってます。
制度自体が良いとか悪いと言うつもりはありません。ただ現実で起こっている奨学金の返済に対するニュースを取り上げまとめ化することでまた見えてくることもあるのではないかと思います。
奨学金、スカラシップシステムは世界中にある素晴らしいシステムであり、例え貧富の差があっても教育に対して差別があってはならないという本質をもとに成り立っていると信じてます。
北欧諸国が積極的にこのシステムを活用しており日本にも奨学金制度を使って留学する多くの外国人学生がいることはほめるべきことであると言えます。
ある北欧の学生さんに訊いてみたところ、かれは地元の大学を卒業した後、日本語の勉強や日本の会社システムの在り方に興味を覚え留学先として日本を選択しました。
そこに至るまでに中国や台湾、韓国などアジア諸国を見て回わり最終的に日本の会社システムが一番興味がわいたという背景もあります。
しかし彼の家はそれほど裕福ではないため奨学金制度を活用しての留学となります。
彼の国では奨学金は給付制ですから返済の義務はありません。一見すると素晴らしいと思えるかもしれませんがそこまで話はうまくありません。
半年に一度、国が奨学金を得て留学している学生向けにテストを行うのです。このテストにクリアすれば奨学金は継続されます。
しかしそのテストで満足な結果が残せない場合、給付金が停止したり、減額されるという制度なのです。
勉強するための奨学金ですからこういうシステムは当たり前であるといえます。国の税金を使って勉強する資金をもらうわけですから一定レベルでなければ意味が無いという大変に現実的な制度だと思います。
そんな彼に、
「日本の奨学金制度は返済義務があるよ」
と伝えたところそれほどおどろきもせず、
「返済義務がある国だってあると思うよ。それはその国ごとのシステムだから仕方ないよ」
と答えてました。そこでさらにこのようにつないでみたのです。
「日本の奨学金システムは金利がかかるから実際に借りた額よりも利息分を足して返済しなければならないから大変なんだよ」
すると彼は、
「え?金利払うの?将来の国の為に勉強する学生に対して援助するのが奨学金でしょ?それじゃ国が消費者金融みたいじゃないのか?すごい制度だね、それ」
限られた税収入からねん出しなければならず、過去の未回収金額の大きさなどの問題から今の奨学金制度は改訂を繰り返してきたのだと思います。
今後、ニュースになるたびにできるだけ当サイトでは意見を入れずに公平にニュースを紹介するとともに、奨学金制度についても分かりやすい言葉で記事に出来ないかを主に更新していきたいと思います。
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